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為替今昔物語

自分にあった投資シナリオと投資手法〜ある投資家の場合

2007年08月20日(月)

■為替相場乱高下

 最近の為替相場は、円高方向へ乱高下を繰り返しているが、投資家の皆様は大きな損失を出していないだろうかと気が揉める。為替取引では、たった一回の大きな相場変動で、それまで稼いだ利益の数倍の損失を被ることが良くある事。殆ど全ての投資家がその事を経験している。しかし、最近、FX取引を始めた投資家の中には、初めて大きな損失を経験したと言う人も、少なくは無いのではないか!失敗を経験して、自分なりの投資方法を見つける人が多い。

■相場の乱高下は収益チャンス

 最近、親しくしているある投資家と、久しぶりに食事をしながら為替談義をした。彼は開口一番、「最近の円高傾向の相場でも、上手く利益がでている。しかも変動幅が大きいので、それだけ利益が大きい」との事。
「FXで勝ち続けるためには、資金管理が一番大切だ。一回の取引単位を少なくして、気長にスワップポイントを狙っていくのも良い方法である」と彼の話は続く。「でも、相場が乱高下した時は積極的に売買益を狙っていく。今の相場は変動幅が大きいので、売買益を上げやすい相場環境」と彼は自信を持って答えた。

■相場が3割下落しても大丈夫な投資シナリオ

 彼の投資シナリオは、「相場が3割下落した時に、最大ポジションでレバレッジ3倍のポジションだ」と言う。ドル円相場が120円から3割下落すれば、ドル円相場は84円。ドル円は基本的には100円以下になる可能性が低いとの相場の見方が前提である。ドル円相場が100円以下にならなければ、3倍のレバレッジのポジションを持つことも無い。それが彼流の資金管理である。
 「もし、将来、ドル円が84円以下になれば、このシナリオでも、今用意している投資資金は全額無くなる。しかし、投資資金は生活資金とは全く別の資金なので、万が一の場合でも、生活には困らない。それだけに、収益を出せる時にその収益を確定する事が大切なこと。今のうちに精々稼いでおこうと思っている。稼いだ収益は、一定金額になると引き出して、投資とは別資金として管理している」と彼は話した。

■日本経済は成熟期から老衰期に移行

 経済が成熟から老衰期に移行した国の通貨は安いのが、歴史的な事実である。
 戦後、経済が最も早く成熟期から老衰期を迎えた国は英国である。固定相場時代の1967年に英ポンドは通貨の切り下げをして、1,008円から864円になった。戦後のIMF体制構築後の通貨切り下げ第一号である。1995年4月には英ポンド円の最安値128円33銭を付けた。
 次に米国経済が老衰期に移行した国は米国である。固定相場時代1ドル=360円だったドル円相場は、1971年に、当時の故ニクソン大統領が声明したニクソンショックを下落し、1995年4月に1ドルは79円75銭を付けた。しかし、同年9月にドル円相場は100円台を回復した。その後現在まで12年間、100円〜140円のレンジ相場で推移し、100円以下の相場は付けてない。
 このように過去の相場を振り返ると彼の為替相場に対する見方とそれに基づく投資シナリオは、それなりに説得される迫力があった。
 当然ながら、他人が彼の投資シナリオを実行しても、上手く行かないケースが多いだろう。FX取引で重要なことは、レバレッジを高くして一度に大きな損失を出すことが無い様に、資金管理・ポジション管理を徹底すること、そして、自分にあった投資シナリオと投資方法に基づき投資する事である。




Posted by 佐藤利光

プロフィール

佐藤利光

ジェトロ認定貿易アドバイザー / 佐藤利光

日本信託銀行(現三菱信託銀行)で外国為替業務に20年間、資金運用業務に10年間従事。固定相場時代から外国為替ディーラーを勤める。変動相場制移行のきっかけとなったニクソンショックの数少ない経験者。経営者向けセミナーや社内研修などの講師経験豊富。外国為替取引会社代表取締役を経て、平成15年4月1日より国際投資アドバイザーとして独立。ジェトロ認定貿易アドバイザー。

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