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2007年FX市場のさらなる発展のための課題(その1)

2007年02月01日(木)

■投資家の業者選別の目がより厳しく

 米国大手商品先物業者レフコの経営破綻の問題は1年以上も経過したが、未だに解決していない。レフコFXに口座を開設した被害者は、「レフコ」の世界的なブランドと「手数料無料」の格安さから口座を開いた行動に後悔している。
破産に伴う債権処理がニューヨークの破産裁判所で行われているため、零細な個人投資家が破産裁判所へ動機を出したり、公聴会へ参加したりすることが出来ないため、預けたお金の処分が他の債権者間で決まることに対するいらだちや不安も大きい。海外のFX業者との取引リスクがクローズアップされた。
 レフコ問題の発生で、投資か取引業者選別の目がより厳しくなった。多くの投資家は、FX市場の透明性、FX取引の利便性および格安性、そしてFX取引の人生設計への有効活用などFX取引に対して認識し、評価してきている。しかし、彼等の最大の問題は、「安心して取引できる業者はどこか」である。

■業者の課題

 2007年FX市場のさらなる発展のためには、FX業者がいかにして投資家の「安心して取引できる業者はどこか」と言う要望に応えることが絶対必要条件である。
その条件とは 1.経営の安定性(自己資本比率の維持)、2.商品の安全性(預け金分別管理)、専門性(社員教育) そして新しい商品の開発である。

■ベンチャーキャピタルの役割

 最近、ベンチャーキャピタルと信託銀行がFX業界にビジネスチャンスがありと判断して参入してきた。彼らの役割は、FX業者に対する側面援助である。

FX業者は顧客が増え「証拠金の預かり金額」が増加すればするほど、自己資本比率を維持するために自己資本を充実しなければならない。特に独立系のFX専業業者には自己資本増加させることが大きな課題の一つだ。
ベンチャーキャピタルがFX業界の更なる発展を期待し、将来株式上場をする可能性があるFX業者に資本参加する件数が増えてきた。資本参加した業者が株式を上場すれば、大きなキャピタルゲインが得られるからだ。
筆者はあるベンチャーキャピタルの社員と話す機会があった。その時に、筆者は「FX業界はまずます発展する業界である。ベンチャーキャピタルの果たす役割が大きい、その役割に期待している。しかし、資本投下したFX業者の株式上場がゴールで無く、その業者が上場した後もその業者が健全な経営を続けることを見守って欲しい」と話した。

■レフコとIXIの教訓(上場後の責任)

 レフコが倒産したのは株式上場後わずかに2ヵ月後のこと。多くの個人投資家が犠牲者となった。レフコほど極端なケースではないが、今年1月22日に東京証券取引所上場のIXI(地理情報システム開発業者)が民事更生手続きを申請した。2003年に東証2部上場後僅か5年である。

企業が始めて株式を上場するときに、経営者、ベンチャーキャピタルそして、株式上場の準備および審査をする証券会社と監査法人は大きな利益を上げることができる。そして、株式を買った多くの個人投資家が犠牲者となる
近い将来、FX業者の株式上場が相次ぐものと思うが、上場後数年で経営が行き詰ることは、FX業界の健全な発展のためには絶対に避けなければならない。ベンチャーキャピタルや証券会社が果たす役割が大きい。




Posted by 佐藤利光

プロフィール

佐藤利光

ジェトロ認定貿易アドバイザー / 佐藤利光

日本信託銀行(現三菱信託銀行)で外国為替業務に20年間、資金運用業務に10年間従事。固定相場時代から外国為替ディーラーを勤める。変動相場制移行のきっかけとなったニクソンショックの数少ない経験者。経営者向けセミナーや社内研修などの講師経験豊富。外国為替取引会社代表取締役を経て、平成15年4月1日より国際投資アドバイザーとして独立。ジェトロ認定貿易アドバイザー。

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