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為替今昔物語

FX市場展望・・2007年は更なる拡大へ

2007年01月16日(火)

■2006年外国為替相場展開

 明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

 昨年の外国為替相場は、下表の通りドル/円はレンジ相場、一方クロス円はユーロ、ポンド、豪ドル共年末に最高値を付けると言う、ほぼ一方的上昇相場だった。昨年は、このような相場展開を上手く利用し、資産を増やした投資家が多いと聞いている。本連載に「ある投資家」として何度か紹介した投資家は、昨年300万円の投資資金を4倍以上に増やしている。彼は、「FX取引を開始してから6年間1日も欠かさず6種類の通貨ペアの相場をノートに記録していた。その結果各通貨ペアの動きの癖が何となく肌で感じられるようになった事が、今年大きく儲けることができた原因となった。「クロス円の一方的な相場上昇は10年に一度の相場と感じ、主にクロス円取引のキャリートレードを心がけていたが、特にポンド/円の取引で大きく稼ぐことが出来た」と彼は言う。

■ある投資家のFX取引を始めた動機

 筆者が連載記事を続ける事で得られる最大の楽しみは、投資家との新しい出会いがある事である。筆者は、FX取引を株式や商品先物などと同様投資商品の一つと見ていた。しかし、親しくなった投資家からFX取引を始めたのは動機を聞き、その考え方に感心させられる事が多い。

数ヶ月前に知り合った投資かもその一人である。筆者は、彼がFX取引を始めた動機が長期的な人生設計に基づくものであったと知った時、FX取引が投資家の様々なニーズに応えられる商品である事を発見をし、新たな感動を覚えた。
「私が外貨に興味を持ったのは漠然とした日本経済の不安からでした。学生時代にある国家資格を取得したのも同様な理由でした」と彼は言う。50年後の日本の人口と高齢化社会考えると、彼は日本経済の衰退から円安になると予想し、ドル建ての生命保険に入った。彼は「日本の景気が良いときは、取得している国家資格で仕事をし、景気が悪ければお金が働くという二本立てで将来の生活不安を軽減しようと考えた」と言う。保険料として毎年1万ドルを10年間支払う事になるので、円安になると保険料が高くなる。そのリスクヘッジができるものとして、FX取引に出会ったと言う。30年以上の金融市場業務を経験している筆者はこれを聞いて脱帽した。

■FX取引の魅力

 彼はFX取引を経験して、世界には色々な通貨があることを知った。そして、「国々の栄枯盛衰が為替のチャートに現れている」と感じ、ドル/円の他、豪ドル/円、香港ドル/円などにも取引通貨を広げた。彼は相場状況を見て利益確定を行っているが年間を通じてキャリートレードを基本としている。彼は、昨年の相場展開を上手く利用できた投資家の一人である。
彼は今36歳。5年間FX取引で生き延びてきた。彼は、「これまで人生設計でFX取引をしてきたが、ちょっぴり遊びがほしくなり、1ヶ月前にトルコリラ/円取引を始めた。ここまでひどい通貨の暴落は日本円にはあり得ない?経済 破綻後の国家を知るために買った。買わないと勉強しないので」と言う。為替ディーラー顔負けである。

■2007年は更なる拡大への課題

 彼のように人生設計の一環としてFX取引を活用している投資家は特に30歳代から40歳代の年齢に多い。彼らは自分の老後の生活をも考慮した人生設計を真剣に考えている年代である。彼等に認知されたFX市場は今年も一層拡大するに違いない。その課題とはただ一つ。「FX業者が彼らのニーズに十分応えられる専門性と商品性を提供できるかどうか」にある。業者は彼等以上に勉強が必要だ。

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Posted by 佐藤利光

プロフィール

佐藤利光

ジェトロ認定貿易アドバイザー / 佐藤利光

日本信託銀行(現三菱信託銀行)で外国為替業務に20年間、資金運用業務に10年間従事。固定相場時代から外国為替ディーラーを勤める。変動相場制移行のきっかけとなったニクソンショックの数少ない経験者。経営者向けセミナーや社内研修などの講師経験豊富。外国為替取引会社代表取締役を経て、平成15年4月1日より国際投資アドバイザーとして独立。ジェトロ認定貿易アドバイザー。

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