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為替今昔物語

著書「わかりやすいインターネット外国為替取引」出版の背景

2002年12月13日(金)

「なんだ!この静けさは!」80年代後半〜90年代前半の外為ディーリング華やかなりし頃の騒々しさと活気ははどこへいってしまったのか?
 
久しぶりに古巣の銀行ディーリングルームを訪ね、後輩のディーラー達の業務を目の当たりにして最初に感じたのは冒頭の「静けさ」だった。代わりに目立ったのは電子ブローカーの取引画面。多くの銀行がリストラの名のもとに、国際業務の縮小や為替ディーリング業務廃止などを実施した結果、東京外国為替市場は全く活気の無い市場になってしまった。
 
複数の専用電話のスピーカーから絶え間なく聞こえるブローカーの声は、他部署の者には只々騒々しく雑音にしか聞こえないが、ディーラー達には、時には心地よく時には地獄の悲鳴に聞こえる。あの活気そしてディーラー達。
 
今は昔の物語となってしまった。2000年4月の事であった。

■まさか!の連続

 それから間もなく、なにげなくある株式新聞の広告欄を見ると、「1万ドルで出来るインターネット外国為替取引」という文章が眼に飛び込んできた。「個人が1万ドル単位で外国為替取引ができるなんて! しかも、銀行より格段に安い手数料で、24時間マーケットレートで取引ができるなんて!」。
 
銀行在勤時代は、(1)時価で取引できるインターバンク市場の取引単位は100万ドル単位。(2)対顧客取引には、午前10時頃に出会っているインターバンク市場相場を参考として売相場(TTS)は1円をプラスし、買相場は1円(TTB)をマイナスして提示する公表相場を適用。(3)外国為替取引は銀行営業時間に限定。等々が普通のことと考えていた筆者にとっては、まるで「まさか!まさか!」の連続であった。

■期待と不安、そして決心
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「もし本当であれば、為替ディーラーに代わって個人投資家が、外国為替市場の主役になる可能性がある。」と感じた。収益を上げることが至難の業である外国為替取引で「果たして、個人投資家が外国為替取引のリスクを正しく理解してから取引を開始しているのだろうか?」という不安が同時に浮かんで来た。
 
そして、銀行在勤中に「為替ディーリング基準」を制定した経験を基に、「外国為替証拠金取引」のリスクを個人投資家がより深く、より正しく理解していただくために「外国為替証拠金取引のマニュアル本」となるような本を出版しようと決心した。外国為替証拠金取引業務に携わるきっかけはこの時からである。

それから1年余り経過し、2001年6月「わかりやすいインターネット外国為替取引」(共著、日本法令)を出版した。外国為替取引という専門的な内容を初心者の方にも理解していただけるよう出来るだけやさしく解説するように努めた。ご一読頂ければ幸いである。




Posted by 佐藤利光

プロフィール

佐藤利光

ジェトロ認定貿易アドバイザー / 佐藤利光

日本信託銀行(現三菱信託銀行)で外国為替業務に20年間、資金運用業務に10年間従事。固定相場時代から外国為替ディーラーを勤める。変動相場制移行のきっかけとなったニクソンショックの数少ない経験者。経営者向けセミナーや社内研修などの講師経験豊富。外国為替取引会社代表取締役を経て、平成15年4月1日より国際投資アドバイザーとして独立。ジェトロ認定貿易アドバイザー。

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