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為替今昔物語

外国為替市場の健全なる発展に向けて(1)

2005年06月13日(月)

■お詫び

 昨年7月28日の事です。会社へ行く為に自宅を出て数十メートル歩いた所で、急に身体が重くなり一歩も歩けない状態になった。這うようにして家に帰りそのままベットへ直行。呼吸がますます苦しくなってきたが、「急性肺炎かな? 少し横になっていればすれば直ぐに治るだろう」とちょっと不安な気持はあったが、あまり重要な病気と考えていなかった。いや、考えようとしなかったかもしれない。(筆者もよく経験したことだが、相場が持ち高と逆にいった場合とよく似た考え。)しかし、ますます呼吸が苦しくなったので、近くの病院へ行った。レントゲンと血圧を取ったところ、直ぐに総合病院で診てもらうことになった。総合病院で診察した結果、心不全ということでそのまま強制入院となった。場合によっては命に関わる重病であったと知らされたのは、病状が少し落ち着いた数日後のこと。以来約5ヶ月間入退院を繰り返し、昨年」12月16日にようやく退院した。

突然の入院という事で2年以上続けた連載記事を突然休止したことは、誠に申し訳なくお詫び申し上げます。いままで筆者は連載記事で何度も、「命の次に大切なお金を投資でなくすことがないように」と何度も警告を発してきた。その本人が一番大切な命を粗末に扱い緊急入院と言う事態を招いたことは大いに反省しなければならばい。

■強制ロスカット

 入院前は体力に対して自信があったため、まさか自分が長期間の入院となる病気になろうとは夢にも思っていなかった。仕事が忙しいことを口実に定期的な健康診断を受けないこともその原因の一つ。為替トレードに例えれば、強制ロスカット(強制入院)により、かろうじて、証拠金がゼロあるいはマイナスになるリスク(命)は避けられたというところでしょうか!投資も命もリスク管理が必要であることを痛感した。体力に自信があったと思っていたことは単なる過信に過ぎなかった。

■やり残したこと

 「佐藤さんはまだまだやり残していることがたくさんある。快復してまた社会へメッセージを伝える義務がある。使命果す為必ず治ってください。」思うように快復せず、このまま社会復帰はできないのではないかと不安な日々を送っている頃に、お見舞いにきていただいた方に掛けて頂いた言葉。彼は28歳の豊かな感性を持った若き起業家。筆者は、連載記事を書き続けることは、ものすごく体力を必要としまたストレスが溜まる仕事なので、当時は連載記事を再開することは不可能と思っていた。幸い、彼の言葉に大きな勇気を与えられ、退院をすることができた。しばらく自宅療養ということで、少しづつ体力の快復に努めた。いまでは体調が大分快復し自宅で日常生活を送ることは可能になったので、連載記事を再開することにした。

 ある資料をみていたら、外国為替取引量は1日あたり約2兆5千万ドル取引を超えるという記述があった。この数字はニューヨーク証券市場の1日あたり取引金額の75倍を超えていると言う。5年程前までは、1日あたり1兆ドルの取引量と言われていたので、実に2.5倍の増加である。それだけ外国為替取引に参加する人数も拡大していることになる。外国為替証拠金取引が新しく誕生した1998年から数年間は、投資経験豊富なベテラン投資家や銀行の元為替ディーラーなどいわばセミプロだけに取引に参加しているだけで、一般には余り受け入れられていなかった。しかし、いまや主婦から20歳台の若者から60歳以上の定年退職者まで幅広い年齢層に認知されてきた。

■ゼロサムゲーム

 しかし、為替取引で儲けることは難しいこと。株式投資は長期間保有すると企業の成長とともに保有株式(資産)の価値が上昇するという投資理論がある。理論的には株式を買った全員が儲けることが可能。為替取引は売り手と買い手がいて初めて成立する取引。そして反対取引をして初めて損得が発生する。一方が得をすれば一方が損をするというゼロサムゲームである。必ず損をする者が存在するだけに損失管理は大切である。プロのディーラーでも損失を被る可能性が多いので、損失管理(取引基準)をしているのである。次号以降で彼らが定めているルールなども紹介していく予定。

ある為替取引会社では、同社の顧客が120円〜130円台で買ったドル/円のポジションがかなり未決済のまま残っているという。その評価損は同社が顧客から預かった証拠金総額の50%を超えるそうだ。為替取引を株式投資同様に考えドル/円を買うことで儲けようとする心理が働くことが多いので、このような失敗例が多い。失敗しないためにどうするか・・今後の連載記事のなかで共に考えていきたい。




Posted by 佐藤利光

プロフィール

佐藤利光

ジェトロ認定貿易アドバイザー / 佐藤利光

日本信託銀行(現三菱信託銀行)で外国為替業務に20年間、資金運用業務に10年間従事。固定相場時代から外国為替ディーラーを勤める。変動相場制移行のきっかけとなったニクソンショックの数少ない経験者。経営者向けセミナーや社内研修などの講師経験豊富。外国為替取引会社代表取締役を経て、平成15年4月1日より国際投資アドバイザーとして独立。ジェトロ認定貿易アドバイザー。

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