外国為替取引ニュースサイト FOREX PRESS

会社概要

お問い合せ

ニュース受付

HOME > 為替コラム

先月

2004/4

123456789101112131415161718192021222324252627282930

来月

為替今昔物語

投資シナリオ(その2)

2004年04月17日(土)

■投資家の投資スタイル

 投資家の投資スタイルは、投資目的、投資金額、投資に費やす事ができる時間などにより十人十色だ。しかし、大きく分けると二つの投資スタイルに分けられる。
 
(1) 1日に数回の取引を繰り返すディトレード型
(2) 数ヶ月〜数年の中長期的な相場予測に基づいて投資する中長期投資型

がある。

ディトレード型と中長期型の投資スタイルでは投資シナリオは全く違うので先ず自分で投資スタイルを決め、それに合わせた投資シナリオが必要となる。

■投資家心理

 投資の目的は「収益を稼ぐ」こと。為替取引で「儲ける」ことは難しくない。しかし、儲け続けることは難しい。良くあるパターンとして、数回の取引で少しずつ積み上げた儲けを、たった1回の失敗で、今まで稼いだ金額以上に損をすることがある。これは投資家心理(人間の欲)によるもので、殆どの投資家が経験していること。人間には欲があり人間である以上避けられない性である。しかし、投資においては「儲けたいという欲」をコントロールするもう一人の自分が必要。具体的に言うと、投資する前に十分投資シナリオを描き、それに基づいて行動すること。そして、資金管理とポジション管理を徹底することである。間違っても、投資の失敗で生活が破綻するようなことは厳禁。

■他人に聞いて投資するとマイナスになるケースが多い

 「今の相場では買いですか?または売りですか?」と聞かれることが良くある。筆者は「短期投資では、売りでも買いでも両方正解」と答える。「ただ問題はどこの時点で決済するかにある」と必ず付け加える。毎日1円程度の相場変動があるので、欲張らなければ数銭〜数十銭の収益チャンスはいつでもある。しかし、他人の意見を聞いて為替取引をした場合、「もっと儲かってから・・と欲を出し為替を持ちつづけた結果、相場が逆に行きマイナスになった」というケースが多い。自己責任で描いた投資シナリオがあれば儲けそこなうことはあっても、知らないうちに大損をしてしまったということは少なくなる。

■短期投資シナリオ

 ある投資家の話。「僕は過去数ヶ月為替取引で損したことは一度も無い。」彼は為替取引経験約2年の個人投資家。彼の投資スタイルはディトレード型。その秘訣をたずねると「僕は新規ポジションをつくる時は決して妥協はしない。自分が描いたシナリオ通りの相場になるまで、画面を見つめながらずっと待つ。」「1日中ただ相場を見つめているだけで、取引をしないこともある。」「しかし、一旦ポジションを持ったら、利食い注文とロスカット注文を置いて後は外出して相場を見ない」と言う。彼はこのように彼自身が会得した投資手法を忠実に守っているので、短期ディーリングで勝ちつづけることができるのであろう。
 
1日中相場を見つづけているプロの為替ディーラーでも勝ちつづける事は至難の業。誰もが彼のようなディトレーダーなれるかと言うとそうはいかない。プロの為替ディーラーでも長年為替ディーリングで勝ちつづけることができる人は殆どいない。ましてや四六時中相場を見つづける事が不可能な大多数の個人投資家の方に短期取引を勧める訳にはいかないが、我と思われる方はチャレンジしてみるのも良いだろう。

■長期的な相場見通し

 下記に筆者の長期的な相場見通しを記すが、あくまでも筆者の個人的な見解であり、そうなる保証はなにも無い。参考までに留めていただきたい。

最近のドル相場は2002年に135円をつけてから反落し、下降トレンドを辿っている。3月31日に2000年6月以来3年9ヶ月ぶりに103円台をつけた後、107円台まで戻している。過去のドル円相場推移を見ると。ニクソンショックがあった1971年〜1994年までの23年間はドルの下降相場であった。しかし、1995年〜現在までの8年余りの期間は、100円〜140円のレンジ相場になっている。この観点から見ると、依然としてドルは下降トレンドではあるが、簡単には100円を割っていく可能性は低いと読める。円高に行く場合でも先ず一回つけた103円を3度、4度と試した後であろう。また、103円台を割り込んだとしても101円台は強力なサポートラインである。新たなドル安要因(米国政府要人の発言等)がでてこない限り、100円を割っていく可能性は低いと見ている。

■長期的投資シナリオ

長期相場見通しに従って3つの投資シナリオが描ける。なお、投資に関する最終判断は自己責任において行っていただきたい。


(1) 一般的に上昇相場で投資するのが原則。長期相場見通しがドルの下降相場から上昇相場に変更したことを確認するまで投資は見送る。下降トレンドの時には無理しないことも必要。休むも相場。
(2) 100円〜140円のレンジ相場が継続という判断に立つと、レンジの104円台で一部打診買いをしてみる。この場合は、投資予定資金の一部を使い投資金額は最低額にする。レバレッジは1倍〜2倍程度に抑える。最悪の場合100円割れがあった場合に80円台で同額買い増しを行うことも考えておく必要もある。
(3) 円の史上最高値79円75銭を更新する可能性を指摘する発言もでてきている。その可能性もありうると見て、高値更新後まで投資を待つ。




Posted by 佐藤利光

プロフィール

佐藤利光

ジェトロ認定貿易アドバイザー / 佐藤利光

日本信託銀行(現三菱信託銀行)で外国為替業務に20年間、資金運用業務に10年間従事。固定相場時代から外国為替ディーラーを勤める。変動相場制移行のきっかけとなったニクソンショックの数少ない経験者。経営者向けセミナーや社内研修などの講師経験豊富。外国為替取引会社代表取締役を経て、平成15年4月1日より国際投資アドバイザーとして独立。ジェトロ認定貿易アドバイザー。

検索

最近の記事

最近のコメント

RSS1.0 [Login] powered by a-blog

当サイトは為替証拠金取引を中心とした外国為替の取引に関するニュースのみに特化しています。乱立する為替取引・サービス情報を一同に介し、わかり易くジャンル分けすることで投資家・投機家が欲しい情報を即座に入手できるようにと思ったのが立ち上げの主旨です。またこのホームページに掲載している内容が正確であるよう最善を尽くしておりますが、内容についての一切の責任を負うものではありません。その旨ご了承願います。

FOREX PRESS

キャピタル・エフ株式会社

2002/11/15より運営開始