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為替今昔物語

業界の問題点と対処法(その3)-くらしと経済

2004年02月20日(金)

■先輩からのメール

 連載記事を書いていると、個人投資家や業界関係者の方々の他思わぬ方から連絡をいただくことがある。楽しみの一つでもある。その中に銀行の国際部時代の先輩がいる。筆者が「外国為替市場の健全なる発展に向けて」一企業に所属せず中立的な立場から活動を始めて間もなく昨年5月に先輩から突然メールをいただいた。彼も国際業務経験が長い。久しくお会いしてなかったので大変懐かしくそして嬉しく感じた。筆者が2003年1月17日号の中に書いた連載記事「英ポンドの平価切り下げ」について読み、感想を書いてくれた。彼も「銀行が他行に預けていたポンド預金勘定で当時としては大きな損失を被った事を鮮明に覚えている」とメールにあった。さらに、「当時は固定相場制でだったので、組織として為替変動に対するリスク認識が全く無かった事が原因。それにもかかわらず、外貨預金勘定に残高を残しておいた担当者が責任を問われた。その時から、ポジションリスクに対して認識するようになった。」とあった。当時筆者は新入社員で直接の担当者ではなかったが、国際部員の一員として責任の一端を感じていたので、先輩のメールで当時の記憶がさらに鮮明に蘇った。

国際部の職場の雰囲気は、先輩/後輩、上司/部下の区別なく、役職名で呼ばずに「○○さん」と読んでいたことに象徴される自由な、アットホームな職場であったことも懐かしく思い出した。彼は定年退職し,現在はパラリーガル(Paralegal)の勉強をしているとの事。在職時代同様常に何かを勉強している。筆者もパラリーガルという業務を始めてしった。彼は日本ではこれから必ず業務需要がでてくるのではと見ています。先輩は日経新聞で筆者のセミナー広告を見た事をきっかけとして、色々投資情報を収集していたら偶然筆者の連載記事を読み、感想をメールしてくれました。

■NHK総合テレビ「くらしと経済」

 久しぶりに先輩からメールを頂いた。去る2月14日(土)放送のNHK総合テレビ「くらしと経済」という番組で「最近トラブルが多発している外国為替証拠金取引」について放送されたのを見ての感想を送ってくれた。その中で彼はこう言っています。

「・・・・だまされる側にも弱点があるにせよ、悪徳業者を取締まる法律が未整備であることを知ったのは、私も最近のことです。つい1年ほど前までは、外国為替証拠金取引なんて外貨預金の一種だろう位に考えていた程度ですから。それだけ貴殿の果たす役割が大きいことでしょう。・・・」

貿易関係業務が主であったとしても長年国際関係業務を経験している先輩にしても、外国為替証拠金取引を正しく理解する事は簡単では無い。まして、全くの初心者が、その仕組みを理解する事は簡単でない。しかし、書物や投資雑誌あるいはインターネットで勉強できる環境にある。為替セミナーに参加することも良い方法。バーチャル(デモ)トレードで実践さながらの為替取引を経験すると良い。このような手段で短期間に自分なりの投資手法を習得した投資かも多い。ある時突然電話がなり、業者の言うままに口座を開設することは止めた方が良い。番組でも、「当初、外国為替証拠金取引を外貨預金だと思って取引をした。」などと取引の仕組み自体を理解していないまま取引をしてトラブルに巻き込まれる危険性を警告している。

■仕組みを理解すれば魅力的な商品

先輩はさらにこうも言っています。
 
「・・・昨年発行された別冊宝島(「今買いの外貨商品」2003年10月27日号)で貴殿が書いた「急成長の為替証拠金取引」の記事を読みしましたが、ちゃんとした業者を選び、商品の仕組みを理解して取引すれば、魅力的な商品だと思います。・・・」

番組でも指摘されたように、法的な規制が無く、業務を監督する主務官庁も無い業界だけに、業者選択は基本中の基本。そして、商品の仕組みを理解して適切なリスク管理をすれば、外貨預金、外貨MMFそして外貨投資信託などの外貨金融商品と比較しても魅力的な商品であることは間違いない。リスクがあるからと言って怖がる必要はない。1万ドル取引であれば損しても得しても1円の相場変動につき1万円(手数料は無しとして計算)。「業者の勧めるままに取引をして数十万ドルあるいは数百万ドルの為替持高を持つ」ことが無ければ決してリスクが高い商品では無い。




Posted by 佐藤利光

プロフィール

佐藤利光

ジェトロ認定貿易アドバイザー / 佐藤利光

日本信託銀行(現三菱信託銀行)で外国為替業務に20年間、資金運用業務に10年間従事。固定相場時代から外国為替ディーラーを勤める。変動相場制移行のきっかけとなったニクソンショックの数少ない経験者。経営者向けセミナーや社内研修などの講師経験豊富。外国為替取引会社代表取締役を経て、平成15年4月1日より国際投資アドバイザーとして独立。ジェトロ認定貿易アドバイザー。

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