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為替今昔物語

フォレックスジャパン倒産!

2003年11月14日(金)

■被害額125億円

 最近のマスコミは、「外国為替証拠金取引仲介業のフォレックスジャパン(本社那覇市、許田明炎社長)が約5000人から集めた約200億円の内、約125億円が事実上回収不能になった」と報じている。200億円という数字は、業界最大手の為替取引会社でも預り金残高が100億円であることを考えると、異常に大きな数字で驚いている。筆者が何度も警告をしているが、金融商品で絶対儲かるという商品は皆無であることを肝に銘じていただきたい。騙されないようにしていただきたい。

■高金利のセミナー商法

 同社の営業スタイルは「年20−25%の高利回り」を謳ってセミナーに勧誘して、参加者をその気にさせて口座を開設するというやり方である。色々な業種でセミナー商法が用いられているが、詐欺商法まがいが多いので気をつけた方が良い。投資顧問会社でも同様の営業方法をしている会社がある。昨年、「インペリアル・コンソリディティッド投資顧問」が勧める海外ファンド投資で投資資金が返済されないという被害者が出ている。日本の投資家の被害額が郡を抜いて大きい。投資する前に十分調べていただきたい。個人では情報収集に限界がある。情報交換の場所としての「為替クラブ設立」の必要性が増してきたと感じる。

■2年前から噂

 筆者がフォレックスジャパンについて初めて知ったのは、2年ほど前の事。2001年7月に筆者はインターバンク為替業務経験者数人と為替取引会社を設立した。数ヵ月後、沖縄の投資家から同社のことを聞いた。さらに一ヵ月後彼は所用で上京した際に、来社して頂いた。口座開設に際し、ベンチャー企業で実態がないので、経営者の信用調査の目的もあったものと思う。大事なお金を預ける訳ですから、彼のように経営者に実際にあうかまたは頻繁に電話して会社およびその経営者が信用できるかどうか慎重に調べることが必要だ。

彼はフォレックスジャパンについて筆者に情報をくれた。彼は同社と取引していたが、あるとき詐欺会社ではないかと疑い、資金を全部引き上げたとの事。さらに、同社従業員が別の為替会社を設立しているので被害者がでる可能性が高いとの情報をくれた。

それと同時期に、インターネットの外国為替情報提供サイトの「円を救え」や「外為研究室」の掲示板で、高金利を売り物にする会社の危うさを指摘している書き込みが散見された。今回、同社破綻のニュースを聞いて、多くの投資家が「やっぱりそうだったか」と思われたに違いない。

■情報交換の必要性

 筆者は、当時毎月開催していた「為替クラブ」で、彼から得た同社および関連情報を、参加者と共有したいと思い、セミナーの席上で発表し注意を喚起した。というのは筆者のセミナーに参加したお客さんは筆者の大事なお客さん。誰一人として、このような被害にあってほしくないと切に願っていたからである。この為替クラブは残念ながら、事情により1年ほど前に中止になってしまった。




Posted by 佐藤利光

プロフィール

佐藤利光

ジェトロ認定貿易アドバイザー / 佐藤利光

日本信託銀行(現三菱信託銀行)で外国為替業務に20年間、資金運用業務に10年間従事。固定相場時代から外国為替ディーラーを勤める。変動相場制移行のきっかけとなったニクソンショックの数少ない経験者。経営者向けセミナーや社内研修などの講師経験豊富。外国為替取引会社代表取締役を経て、平成15年4月1日より国際投資アドバイザーとして独立。ジェトロ認定貿易アドバイザー。

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